必見です!バナナの叩き売り

昭和の風物詩であった、バナナの叩き売りを大昭和祭りで今年も完全再現いたします。売り手の口上を楽しみながら、ぜひ、バナナをお買い求めください。本当に、最後の1本まで、叩き売ります。

タイムスケジュール

2010年4月29日(昭和の日)大昭和祭りにおいて

 

1回目:12:00

 

2回目:13:30

 

3回目:14:30

 

白河市向新蔵にて開催します。

バナナの叩き売り口上をご紹介します。

さあ買うた、さあ買うた、バナちゃんの因縁聞かそうか。私の生まれは台湾で、親子もろとももぎとられ、かごに詰められ船に乗り、金波銀波の波越えて、着いたところが門司港。さあいくらで売ったろか。

 

さあ、このバナナ買ってくれるかな。今日はひとつおまけをつけ ちゃおう。

 

安い高いを言っちゃあいけないよ。売るのは俺だ買うのはそっちだ、いいところに来た、買ったの一声だよ。よくいるんだ、「早く売れ、早く売れ」ってね、そんな野暮なこと言っちゃあだめだよ。売るのはこっちだからね、さあいいところへ来た。さ、手を挙げてくれ。よしきた。

 

じゃ、このバナナのね、一房いこう。一房の上にもう一房、これおまけだ。いい数だね。一は万物の始まり、泥棒の始りが石川五右衛門、博打の始りが熊坂長範。相撲の始まりが野見宿彌のみのすくね。

 

これじゃ気にいらねえ?ああ、もっと負けろ? よっしゃ、そうなったらこっちも意地だよ。じゃあ、負けちゃおうじょねえか。さあ、もうひとつ負けよう。おまけが二つだ。

 

憎まれっ子世にはびこる。仁木弾正にっきだんじょう悪いやつ、日光けっこう東照宮。西は西京、東は東京。

 

なんだ笑ってやんな。あんたのその目がやだね。俺の方わじっとじーっと見て、なんかものを訴えてんね。よしきた。

 

もっと負けろときた。よぉーし、貧乏人の面当てだ。よしもうひとつ負けちゃおうじゃないか。さあ、おまけがみっつだ。

 

三十三は女の大厄、産で死んだか三島のおせん、三三六法引くべからず、それを引くのが男の度胸で女は愛嬌、

 

坊主はお経でつけものぁらっきょう。

 

まだ見てな、おりやあ、よしきた。こうなったら意地になっちやおうじやないか、さあおまけがよっつだ。

 

いい数だと言いたいけれど「し」というのはあんまりいい数じゃない。なぜかというと、「死につく」っていうからね。

 

ものはついでだ、もう一つ負けちゃおうじゃないか。さあおまけが五つだ。コリャいい数だねえ。

 

後藤又兵衛、槍で嫁いだ五万石。五万石でも岡崎様は城の下まで船が着く。城は城でも名古屋の城は、金のしゃちほこ雨ざらし、

 

よおし気にいったのは一人だけ。大きな声で。こんなに買う馬鹿いないよ。これでどうだい、これ安いと思う?

 

さーあ、安くしょうじやねえか。しまいにゃただになると思ってやがる。さあ、一人だけ「買った」の大声出してくれ。

 

100円。はい、よしきた、今のいい声だね、「買った」の一声がいい声だ。

 

よしきた、銭はいらない、これもってけ、ただでやるから、どうだい。うれしがってちやいけないよ。

 

みなさんね、今なぜただでやったか知ってるかい? ありゃね、人間の食うバナナじゃねえんだよ。

 

さ、今度、人間の食うバナナやろうじょねえか。

 

あぁ怒っちゃいけない怒っちゃいけない。今冗談言ったんじゃねえから。

 

さ、もう一人、100円で買ってかないか? ダンナどうだい? 買う? 

 

え? 注文がある? これ100円でいいからよ、円玉で100円くれ。どうだ、ないだろう? ざまあみやがれ。